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課題16 川端康成の小説の題字を制作

ノーベル賞作家である川端康成の小説「雪国」と「千羽鶴」の題字作成が今回の課題です。

今回もデザイン書道界の先駆け的な書家である町春草※が書いた「雪国」と「千羽鶴」の題字を見せられた上で、あなた独自の書体で書きなさいというものでした。ノーベル賞作家にデザイン書道界のレジェンド、非常にハードルの高い課題です。

※町春草(1922-1995)のプロフィール

東京生まれ。郷里は鹿児島県下甑(しもこしき)島。本名和子。飯島春敬に師事。

昭和19年春草の号を受け、昭和21年日本書道美術院の第1回再建書道展仮名部門で最高賞を受賞。東京、大阪、パリ、ロンドン、ジュネーブ、ローマ、モロッコ等において度々個展を開く。

昭和60年、フランス芸術文化勲章受賞。

 

町春草の書「雪国」
町春草の書「雪国」
町春草の書「千羽鶴」
町春草の書「千羽鶴」

 

今回、自分に与えた課題は、楷書、行書をふまえ自分なりに崩しながら個性を持たせた字。デザインし過ぎないことですが、そうすると普通の書体になり、なかなか目を引く様な書が書けなく一週間が過ぎていきました。

 

やっと書けたのが下の文字です。

 

「雪国」

○をいただいた作品は3点。しかし、タイトルとしていいという評価をいただいたのは1点だけでした。

習作1
習作1
習作2
習作2
習作3:評価 〇 「雪」はデザインしすぎだが、ギリギリセーフ
習作3:評価 〇 「雪」はデザインしすぎだが、ギリギリセーフ

習作4:評価 〇 タイトルとしては表情豊かで個性があり過ぎ。他のロゴにするには良い
習作4:評価 〇 タイトルとしては表情豊かで個性があり過ぎ。他のロゴにするには良い
習作5
習作5
習作6
習作6

習作7:評価 〇 面白い書風で良い
習作7:評価 〇 面白い書風で良い
習作8:評価 レタリング的でフォントのよう、味わいが薄い
習作8:評価 レタリング的でフォントのよう、味わいが薄い
習作9:評価 お酒のラベルの書のよ、なにか古さを感じる
習作9:評価 お酒のラベルの書のよ、なにか古さを感じる

「千羽鶴」

〇をいただいたのは4点。その内、二重丸が3点、三重丸が1点でした。これまでの習作の中で一番いい評価をいただきました。習作1の三重丸の作品ですが「日本酒のラベルにも合います」と言うコメントが気になります。。。

習作1:評価 三重丸  すごく良いです!日本酒のラベルにも合います。酒がうまそうです。
習作1:評価 三重丸  すごく良いです!日本酒のラベルにも合います。酒がうまそうです。
習作2
習作2
習作3:評価 ◎ 
習作3:評価 ◎ 

習作4:評価 ◎ 
習作4:評価 ◎ 
習作5:評価 ◎ 
習作5:評価 ◎ 
習作6
習作6