ノーベル賞作家である川端康成の小説「雪国」と「千羽鶴」の題字作成が今回の課題です。
今回もデザイン書道界の先駆け的な書家である町春草※が書いた「雪国」と「千羽鶴」の題字を見せられた上で、あなた独自の書体で書きなさいというものでした。ノーベル賞作家にデザイン書道界のレジェンド、非常にハードルの高い課題です。
※町春草(1922-1995)のプロフィール
東京生まれ。郷里は鹿児島県下甑(しもこしき)島。本名和子。飯島春敬に師事。
昭和19年春草の号を受け、昭和21年日本書道美術院の第1回再建書道展仮名部門で最高賞を受賞。東京、大阪、パリ、ロンドン、ジュネーブ、ローマ、モロッコ等において度々個展を開く。
昭和60年、フランス芸術文化勲章受賞。
今回、自分に与えた課題は、楷書、行書をふまえ自分なりに崩しながら個性を持たせた字。デザインし過ぎないことですが、そうすると普通の書体になり、なかなか目を引く様な書が書けなく一週間が過ぎていきました。
やっと書けたのが下の文字です。
●「雪国」
○をいただいた作品は3点。しかし、タイトルとしていいという評価をいただいたのは1点だけでした。
●「千羽鶴」
〇をいただいたのは4点。その内、二重丸が3点、三重丸が1点でした。これまでの習作の中で一番いい評価をいただきました。習作1の三重丸の作品ですが「日本酒のラベルにも合います」と言うコメントが気になります。。。